オルタネイト回路の書き方

PLCを制御するための「ラダー言語」の入門講座。
今回は「オルタネイト回路」の解説をします。

  • スイッチを一回押したら、モータが動き出す
  • もう一度押したら止まる

こういう事をしたいケースは多々あります。

トグルスイッチやオルタネイトスイッチを使えば解決する場合もありますが、よく採用されるモーメンタリスイッチでは、一工夫する必要があります。
そんな回路を「オルタネイト回路」と呼びます。

今回もさっそく完成形を掲載しましょう。

完成形の実例

オルタネイト回路の実現にはいくつかの実装方法がありますが、パルス命令が使えるCPUやソフトの場合、これが一番シンプルです。

  • スイッチ(X0)を押すと反応する1パルス命令で、自己保持用リレー(M1)をONにする
  • 自己保持リレー(M1)がONの時にスイッチを押すと、自己保持を切る

こうすることで、モーメンタリスイッチ1つで、押すたびにON/OFFを繰り返す回路の完成です。
あとは自己保持リレーM1をトリガーに、コンベアやランプ等の出力をONにすればOKです。

みんなで良いラダーを書いて、ラダーマスターになろう!